ドル円相場は2026年4月現在、158〜160円台で推移している。中東情勢による原油高・貿易赤字懸念が円安を支える一方、160円台では日本当局による為替介入への警戒感が強い。本記事では、4月13日週のドル円相場の見通しと主要ドライバーを解説する。
現在の相場水準
直近のドル円は 158〜160円台で推移。4月10日時点では 159.30円前後。中東情勢(米・イラン和平交渉の不透明感)を背景に原油高・貿易赤字拡大が意識され、円安圧力が続いています。160円手前では介入警戒から上値が重い展開。
来週の予想レンジ
| シナリオ | 予想レンジ | 確率感 |
|---|---|---|
| ベースケース | 157〜161円 | 高 |
| 円高シナリオ | 154〜157円 | 中 |
| 円安リバウンド | 161〜163円 | 低 |
主要ドライバーと理由
1. 中東情勢(最重要・円安要因)
- 米・イランの停戦合意後もイスラエルがレバノンへの攻撃を継続
- 4月11日の米・イラン和平交渉の先行き不透明感から原油価格が反発
- 原油高 → 日本の貿易赤字拡大が意識 → 円売りドル買い圧力
- 和平交渉の進展・頓挫次第で急変動リスク大
- 今週発表の米3月CPIが市場の注目点
- インフレ高止まり → FRB利下げ期待後退 → ドル支持
- 景気後退懸念が勝る場合 → ドル売り優勢
- 春闘での大幅賃上げを受け、追加利上げ期待が高まっている
- 日銀4月27〜28日会合を前に「利上げ観測」が円を支持
- 日米金利差の縮小方向が継続
- 160円台では日本当局による為替介入への警戒感が強く、投機的な円売りが手控えられやすい
- 一方的な円安進行には歯止めとなるが、基調的な円安は継続
2. 米CPI・経済指標(双方向リスク)
3. 日銀政策期待(円高要因)
4. 160円台での介入警戒(上値抑制要因)
来週の注目イベント
| 日付 | イベント | 影響 |
|---|---|---|
| 4/11(金) | 米・イラン和平交渉 | 最重要(週跨ぎ影響) |
| 4/14(月) | 中東情勢続報 | 原油・リスク動向 |
| 4/15(火) | 米3月小売売上高 | ドル方向性 |
| 4/16(水) | パウエルFRB議長発言 | 利下げ期待左右 |
| 週内随時 | 原油価格・地政学ヘッドライン | サプライズリスク |
総合判断
来週のドル円は157〜161円のレンジを想定。基調は円安継続だが160円台での介入警戒が上値を抑制する。
中東情勢による原油高・貿易赤字懸念が円安を支える構図。ただし米・イラン和平交渉が進展した場合は原油安 → 円高方向へのリバウンドも考えられる。日銀4月会合(4/27〜28)に向けた利上げ観測が円の下支えとなり、一方的な円安には歯止めがかかりやすい。
免責事項: 本分析は公開情報に基づく参考情報です。投資判断は必ずご自身の責任でお願いします。

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